北菓楼 札幌本館

Kitakaro Sapporo Honkan



大正15年、行系記念北海道庁立図書館として建てられてから約1世紀。 図書館として、美術館として札幌の人々に愛されてきた建物が、2016年3月、世界的な建築家安藤忠雄さんのデザインにより「北果札幌本館」として生まれ変わりました。 テーマは「サロン」。 かつて文化・芸術の発信地だったこの場所は、北海道の新しいサロンとして、お菓子で、文化で、交流で、お客様の笑顔があふれるお店を目指します。

北桂札幌本館では、北果の和菓子、洋菓子、ペストリーなど、ほぼ全ての商品を取り揃えており、札幌本館限定商品もご用意しております。 歴史を感じるレンガの壁とインテリジェントなモダンなデザインが融合した空間でゆっくりとショッピングを楽しめます。 また当館がかつて「北海道立美紀市穂太郎美術館」だったことから「三木市・サテライト」を設置。 札幌出身の洋画家、三木市太太郎（1903-1934）の貴重な作品を展示しています。 （北海道立美紀市北太郎美術館が所蔵する作品、季節ごとに展示作品が変わります） 「旧玄関ホール」は大正15年に当館が建てた当時のままの姿を残しており、記念撮影スポットとしても人気です。

札幌の表参道「北太一城通り」に位置する歴史的建造物～北海道神宮につながる札幌の表参道「紀太一条通り」で、1997年から札幌市民に愛されてきたこの建物は、札幌で初の本格的な図書館「 北海道庁立図書館」として建てられました。 設計は、北海道知事公館、北海道大学理学部本館なども手がけた萩原淳正さんと、香川県で代々続く宮大湖、久保田家の久保田金条氏などによるもの。 摂政宮（後の昭和天皇）の行き記念で建てられた図書館は、昭和42年までに使用された後、北海道立美香市北太郎美術館、北海道立文書館別館と、札幌の発展に伴いその役割を変えて 来ました。 柱が複数階の高さにまたがるジャイアントオーダーや、直線を利用した幾何学的意匠を特徴とするセッションフォームでデザインされた外壁や装飾、竣工当時そのままの姿を置くレリーフやアーカンサスの装飾が施された旧玄関ホールなど は特に歴史的価値が高く、平成2年には「札幌・ふるさと文化百選」にも選ばれています。