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京仁アラベッキル(경인 아라뱃길)

更新日: 2020-12-04

Description

[觀光地]
京仁(キョンイン)アラベッキルは漢江(ハンガン)下流域と仁川の西方に広がる西海(ソヘ)の海を結ぶおよそ18キロメートルの運河です。2012年に開通したこの京仁アラベッキルは韓国国内最大の内陸運河としても有名です。大雨となった際にアラベッキル流域の雨水をすばやく西海へ放水する治水機能、船による物流輸送機能、親水スペースを活用したさまざまな観光レジャー機能を兼ね備えた多目的の運河として建設されました。

仁川の海と漢江を結ぶ運河の最初の開削の試みはおよそ800年前の高麗時代の高宗(コジョン)の治世まで遡ります。当時、西海から現在のソウルへの水運のルートは陸地の金浦(キンポ)と仁川沖に浮かぶ江華島(カンファド)の間の海を経て、漢江を遡るルートでしたが、江華島周辺の海路は干満の差が激しく満潮時のみ航行可能なため航行には困難を極めたといいます。そのため安定的な船による物流ルートを開拓すべく、当時の実力者であった崔忠献(チェ・チュンホン)の子息・崔怡(チェ・イ)が仁川沖の西海と漢江を直接繋ぐ韓国の歴史上初となる運河の建設に着手しました。しかし、円通峴(ウォントンヒョン=現在の仁川・ウォントンイコゲ)のおよそ400メートルに渡る岩石層に阻まれ、運河建設の試みは水の泡に帰してしまいました。それ以降も幾度か仁川と漢江を直接結ぶ運河を掘る試みはありましたが、労働力や技術的な問題により中断、急速な都市化や地域開発の影響もあり運河の建設は実現しませんでした。

ところが、1987年、仁川市内を流れる掘浦川(クルポチョン)流域で甚大な人命被害を引き起こす大洪水が発生したことから、別途、放水路を建設し大雨による雨水の一部を西海へ放流する掘浦川治水対策が計画されました。この計画の後、掘浦川放水路の東の終点(掘浦川流域)から漢江に到達する4キロメートルの区間をさらに掘削すれば、仁川地域の洪水対策のみならず平時にも仁川沖の西海からダイレクトに漢江へ向かうことができる運河として活用できると判断、1995年からは洪水防止のための放水路及び平時には運河としての機能を兼ね備えた京仁運河事業を検討・推進することとなりました。
その後、長きに渡り京仁運河の事業計画・妥当性に関する検討が続きましたが、遂に2009年着工にこぎつけることができました。2012年にはようやく京仁アラベッキルという名称で人々の前に新しい運河が登場しました。

Information

Address: 仁川広域市 西区 正西津1路 41 (10135)
data provided by Korea Tourism Organization
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