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華城恐竜卵化石地(화성 공룡알 화석지)

更新日: 2021-12-23

Description

[觀光地]
華城古井里恐竜卵化石産地は2000年3月21日、国家指定文化財である天然記念物第414号に指定された場所です。1999年4月25日、京畿道(キョンギド)華城市(ファソンシ)松山面(ソンサンミョン)古井里(コジョンニ)一帯で行われた始華湖(シファホ)干拓事業の埋め立てに伴う生態系及び地盤振動に関する基礎調査を行っている最中に、始華湖の南にある干拓地で恐竜の卵の化石が発見されました。
堤防を築いて湖とする前には無人島であったこの一帯は中生代白亜紀(推定1億年前)に形成された堆積層のある場所で、恐竜の卵の化石は始華湖内の海水を抜いたことで水没していたところが露出し、風化や侵食によって地層が削られた箇所から主に発掘されました。これまで調査された12ヶ所の地点からは、30あまりの恐竜の巣から200個ほどの恐竜の卵の化石が発見されました。まだ泥に覆われている部分についても詳しい調査を行えば、さらに多くの化石が発見されるものと思われます。

大部分の恐竜の卵は球形で、赤黒い色を帯びています。恐竜の卵の殻の表面を見ると微細な気孔が見えますが、ここを通じて卵の中の恐竜の胎児は二酸化炭素や酸素、水分を殻の外から取り込んだり排出していました。
恐竜の卵には他の動物の卵に比べてこうした気孔がかなり多く見られますが、これは恐竜が生きていた中生代はいまよりも年平均気温が高く、極地方にも氷河がなかったほど温暖多湿だったため、酸素を多く吸うため卵の殻に数多くの気孔が発達したと見られます。

しかし、気孔は多ければ多いほど呼吸作用には大変有利な反面、蒸発しやすく水分を失ってしまうという短所もあります。このため 恐竜は地面に穴を掘り、卵を産んだ後、砂などをかけて卵の乾燥を防ぎました。

一方、恐竜の卵の化石はその上部が割れているものがほとんどでした。このうち、卵の殻の破片が割れずに残っている殻の下の部分に沈殿しているものは孵化前に他の動物に食べられてしまったもので、殻の中に破片が残っていないものは無事に恐竜の赤ちゃんが孵化したものと思われます。
また、砂利と一緒に殻の破片が卵の中から見つかったケースは、突然、何らかの堆積物が恐竜の巣に堆積し孵化する前に割れてしまったものと考えられます。

これまで発見された恐竜の卵は、殻の断面の形態から判断すると、首と尾の長い四足歩行の竜脚類やカモノハシ恐竜とも称されるハドロサウルス科の鳥脚類の卵と推定されます。
この地域では、恐竜の卵の化石とともに沼地の葦など化石化した植物化石や底生生物の痕跡化石も大量に発見されました。さまざまな植物化石などが恐竜の卵の化石とともに発見されていることから、この地域にあった恐竜の餌や産卵環境の推定も可能となりました。

華城の恐竜の卵の化石地の発見は、恐竜の足跡の化石にのみ頼っていた韓国の古生物学界に、より高い次元での恐竜研究を本格化させる契機をもたらし、また韓半島を世界的な恐竜の化石地として全世界に知らしめる契機ともなりました。以降、世界 有数の学者が視察に先を争って華城のこの地を訪問するようになりました。

Information

Address: 京畿道 華城市 松山面 恐竜路 659 (18235)
Telephone: +82-31-5189-3508
data provided by Korea Tourism Organization
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